通信講座セミナー

ロシア語の学習も文法をひと通り終えて、小さな文章でも最後まで読み切れると、大変嬉しいものですし、もりもりと自信がわいてきます。しかし次に一寸でも分野が異なったり、著者が違ったりする文章を前にしますと、何故かさっぱり分からなくなって、たちまち自信は消え失せ悲観の雲に包まれてしまいます。誰しもが経験することでしょうが、これらは語彙の不足から、慣用句への無知や専門用語の知識の不足、また文章環境の不理解等々さまざまな原因によるものです。

かかる局面での困難苦は、先生や先達の一寸した助言や説明でまるでウソのように霧散し、ふたたび明るさが戻って、学習意欲が満ちてきます。

この通信セミナーでは、学習途上にある皆さんのそばにあって、すぐに役にたつ講座であるよう、担当教師を先頭に関係者全員が努めていきたいと念願しております。担当教師はそれぞれの分野での専門家です。

基礎コースⅡを終了程度の方向けの講座とロシア語能力検定2級程度の方向けの講座がありますので、ご自分の実力に合わせてお選びください。

ロシア語到達度判定基準表(検定試験用)

 

セミナーコース講座一覧

■基礎コースⅡ終了程度の方向け講座

■ロシア語能力検定2級程度の方向け講座

本講座の性格上、講座をはじめられる皆さんには辞書を準備していただきます。
オ リジナルテキストを読むためには、下記いずれかをお持ち下さるようお願いいたします。

研究社露和辞典
研究杜 露和辞典(約26万語)
岩波ロシア語辞典
岩波 ロシア語辞典(約16万語)

回数別の料金はこちらをご覧ください。

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新聞講読入門講座
 (回数は10,15,20回の3コースあります。お好きな回数をお選び下さい。)

かつて、ソ連時代、新聞は《面白くない》ことで有名でした。しかし新生ロシアになって様子が変わり、記事も面白く、興味深いものが増えて、新聞という《窓》を通じて、ロシア人達の生活ぶりがリアルタイムで伝わってくるようになりました。ロシアの新聞を読むことは、ロシア語の力をつけるためにも是非必要なことです。しかし、新聞に出てくるロシア語は、限りなく幅広い分野にわたり、外来語や新語も多く、とりつきにくいところがあります。新聞に本格的に取組むための準備が必要です。さいわい時事ロシア語には相当多くの基礎用語や決まり文句がありますので、この講座ではこれに注目して勉強してゆきます。ロシアの新聞の最新記事の中から、比較的短いものを選び、これに「注」と「ヒント」をつけて、週に一度送ります。受講者が提出したこの記事の和訳を添削してお返しします。

受講するには、ロシア語教程Ⅱまたは通信講座基礎コースⅡ修了程度(ロシア語能力検定2級程度)の文法知識が必要です。

この講座で学ぶ記事を通して、最新のロシア情報がえられ、ロシアの動向を知ることが出来ます。

(担当講師 滝野泰志)

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新聞講読講座
 (回数は10,15,20回の3コースあります。お好きな回数をお選び下さい。)

ジャーナリズムではいわゆる「書き言葉」だけではなく、時には文学的、学術的な表現も含めた様々なスタイルの表現が組み合わされて使われます。さらにロシアの新聞・雑誌では歴史や文化に根付いた独特の言い回しや、ロシア人なら誰もがピンとくる文学や映画のセリフなどからの引用が特徴的です。
 この講座ではインターネットを含めロシアで発行されている新聞・雑誌等の記事を教材に使います。題材はニュースだけでなく、評論やルポルタージュ、インタビューやコラムなど、形式やテーマにかかわらず、幅広く扱っていきます。
 また、入門講座とは異なって送付するテキストには原則として「注」や「ヒント」はつきません。そのため受講者には研究社・岩波書店の露和辞典だけでなく、ときにはインターネット上の辞書(露露や露英)なども参照していただく必要があります。また、近年のロシア語には英語起源の外来語が多く使われているので英和辞典も有用です。
 様々な話題、スタイルのテキストを扱いますので、ロシア語能力検定2級以上の受検を考えている方には読解・露文和訳のトレーニングに役立つでしょう。
 教材は隔週に一度、ロシアの最新の新聞・雑誌から記事を選んで送ります。指定のある箇所を翻訳してください。指定のない記事についても質問があればお答えします。
(回数は選択できます)

選択される記事の分野は当面、担当講師にお任せ下さい。受講者の方々の希望などあれば、追々うかがって対処していくつもりです。

(担当講師 佐川紅実子)

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児童文学翻訳講座

広い野と深い森の国ロシアでは、民衆の間で古くから豊かな民話が語り継がれてきました。そのような土壌のなかで、やがてクルイロフの寓話、プーシキンの『金の魚と漁師の話』や『金のおんどりの話』、エルショフの『せむしの子馬』など多くの作品が生まれました。レフ・トルストイも農民の子どもたちのために民話の再話を手がけました。

ソビエト時代になると、ゴーリキー、チュコフスキー、マルシャーク、バルトー、パンテレーエフ、バジョーフ、等々、多くの作家が子どもたちのために、その時々のすぐれた作品を残してきました。アレクシン、リハーノフ、プロコーフィエワ、ボスコポイニコフ、ドラグンスキーなどの名をご存じの方も多いかと思います。

そして、ソビエトがまたロシアになった現在、作品は明らかに変わってきているようです。ロシアの児童文学がこれからどう変わっていくのか楽しみに見守って行こうではありませんか。

8種類のテキストを用意しました。選んで下さい。

1) М.Маршак(1887-1964)作 (10回)

伝統的なロシア民話2編と、マルシャークによる『十二月』

  • Петушок и бобовое зёрнышко.
  • Маша и медведь.
  • Двенадцать месяцев.
2) В. Драгуский(1913-1972) 作 (10回)

低学年向きの楽しいお話で定評のあるヴィクトル・ドラグンスキーの短編から選びました。ほろりとするような心の動きが印象的です。

  • "Он живой и светится".
  • Красный шарик в синем небе.
  • Девочка на шаре.
3) А.Первик(1932-)作 (20回)
エストニヤの女流作家、アイノ・ペルヴィクの『ババ・モーラ』。ババ・モーラは海のなかの孤島にひとり住む魔女です。
  • Баба-Мора.
4) Д. Н. Мамин-Сибиряк(1852-1912)作 (10回)

マーミン=シビリャーク(1852−1912)は、ウラルに生まれ、シベリアの自然をこよなく愛した作家です。この『森のお話』で、作者は伐採によって姿を変えたシベリアの森が、50年かかって、また豊かな森によみがえってゆく過程を詩情豊かに描き、すぐれた古典として愛されています。

  • Лесная сказка.
5) Ю. Яковлев(1922-)作 (10回)

ヤーコブレフは1922年、ペトログラード(現サンクト・ペテルブルク)に生まれました。少年少女の愛や悲しみを書いた短編が特にすぐれています。それらの中から2編を選びました。美しく生まれなかった女の子のお話と、1942年、ドイツ軍に包囲されたレニングラードでのお話です。

  • Игра в красавицу
  • Девочки с Васильевкого острова
6) В. Драгунский作 (10回)

ドラグンスキーは1913年生まれ。惜しまれながら50歳代で亡くなりました。ドラグンスキーにはすぐれた短編がたくさんあります。その中からしんみりするもの、笑いを誘うものなど3編を選びました。

  • Друг детства
  • Кот в сапогах
  • Арбузный переулок
7) В. К. Железников(1925〜)作 (10回)

ゴーリキー記念文学大学卒業。主として中学生向けの作品を書いています。「かかし」「父へのひとり旅」「白い汽船」など、日本語に訳された作品も数編あります。
"Улица Белого лося"は出張中の父が息子に書いた11通の手紙で構成され、雪の中で怪我をした父が現地の少年に助けられるという出来事を通して、父の日常とその心の動きが語られています。

  • Улица Белого лося
8) В.Бианки(1894-1959)作 (10回)

大学で生物学、美術史を学び、鳥や昆虫や獣などを書いた短編を多く残しています。ロシア人でБианкиを読まずに育った人は、おそらく一人もいないでしょう。

Лесные сказки и рассказыという短編集から三編を選びました。

  • Лесные домишки (森の小鳥たちとその暮らしのお話)
  • Приключения муравьишки (小さな蟻の大旅行のお話)
  • Лупленый Бочок (気の強い野うさぎのお話)
9) К. Сергиенко(1941-1996) 作 (10回)

『さよなら、谷よ』前編。

  • До свидания, овраг

作者はコンスタンチン・セルギエンコ。谷に住む個性的な野良犬たちの生活が、ある事件をきっかけに崩壊していくという話で、ゴールディという野良犬が語り手になっています。ヤマモトというキザなネコも登場します。

10) К. Сергиенко(1941-1996) 作 (10回)

『さよなら、谷よ』後編

  • До свидания, овраг

翻訳とは、原語のテキストを読みこなして、原作に忠実に、原作をゆがめることなく、母国語に置きかえることだと私は考えています。一字一句おろそかにせず、辞書をよく調べて、納得のゆくまで考えて、翻訳してください。

(担当講師 太田玲子)

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やさしい聞き取り講座 (10回)

基礎コースⅡを終了し、ロシア語能力検定3級程度の方を対象とした講座です。(ロシア語能力検定4級合格者対象です。)
聞き取り能力を高めるためには、まずよく聞いてロシア語の音に耳を慣らすということが必要です。最初は辞書も引かないで、とにかく聞くことだけをします。でもそれだけでは不十分です。それと同時に語彙を増やす、文法をしっかり身につけることもしていかないと本当の意味での聞き取り能力は身につきません。それらもチェックしながら少しずつ進みます。

また、 この講座では最初にどのくらい聞き取り能力があるかチェックをして、それぞれの受講生の能力に合わせてテキストを選びますので、この講座が自分のレベルに合うかどうかで悩む必要はありません。
独学中心に学習をしている方には、テキストが終了するごとにテキストの音読の録音をしていただき、正しい音が身についているかの確認もできます。 この講座では聞き取りを通してロシア語の実力をバランスよくつけていくことを目標にします。

(担当講師 金田育子)


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