2019年短期留学レポート

3月10日から28日までモスクワにある「労働・社会関係アカデミー」という大学で短期語学研修を行いました。5名の学生が参加し、授業の他、観劇、買い物、バレエ観賞、美術館巡り等、モスクワでの生活を満喫しました。以下、参加学生たちの感想です。

感想1

ここでは短期留学時の私のモスクワに対する印象について端的に述べる。  

クレムリン観光

結論から言えば、同じモスクワ市内でも地域によって大きな雰囲気の差を感じた。私が滞在していた南西方面地区は旧式のアパートやマンションが立ち並び、ソヴィエト時代の面影を強く残していた。主な移動手段であった地下鉄の車両も(ちらほらと新型車両も見受けられたものの)ソ連製の旧型車両が数多く見られた。また、駅舎の入口に鎌と槌のマークが掲げられており、レーニン像も未だ健在であるなど、ソ連時代への懐古を感じさせる物も多数存在していた。
しかし、それとは対照的に中心地付近には高層ビルが立ち並ぶ区画も存在しており、同じ市内であるとは思えぬほどの温度差が感じられた。  

事前情報から治安に関しては少し不安を感じていたが、実際にはそれほど治安が悪いようには感じなかった。野犬や酔っ払い等を見かけることはあったが、最後まで大きなトラブルに巻き込まれることはなかった。  

土産市場に並んでいた商品にもソヴィエト関係の品物が多かったが、私的にはスターリンに関する物品が平然と並んでいたことに少々驚きを感じた。彼の思想等は別として、肖像等に対する抵抗感はそれ程強くないということなのだろうか。その他クリミア半島がらみの品などかなり攻めたテーマの品物も見られた。  

総括すると、全体を通して歴史を感じさせる建造物や物品が多いと感じたが、現代的な側面も感じさせる街であった。歴史に興味を持つ私にとっては総じて印象深い体験であった。

感想2

今回の短期留学では聞く力の重要さに気づかされました。というのもロシアで生活していくうえで必要な単語は意外と少なく、いざ授業以外で外にでると「袋はいるか」 「いいえ」 程度の会話しかしないのです。

お土産物

もちろんスーパーの店員に商品の場所を聞いたり、レストランで注文をしたりはしますが 「○○はどこにありますか」 「○○をください」 と言えれば終わりなのです。

しかしその返答を聞き取るのが中々難しく、聞き返すこともしばしば。そのうえ聞き取れても単語の意味が分からないことも・・・。あたりまえですがロシア人のロシア語は速いのです。 どうしてもキリル文字そのものを見ることが少ない日本で勉強していると、紙の上でロシア語を走らせれば勉強した気になってしまいがちですが、それでは足りないのです。

それに知識以外にも必要な物は山ほど見つかります。勇気であったり、好奇心であったり・・・。やはり異国に立つと自分が振り出しに戻った感覚を味わえてとても刺激的です。

感想3

授業風景

ロシアに行く前は不安でとても心配していた。この三週間が私にとってどんな三週間になるのか考え、思い悩んだ。

ロシアに着いて最初の授業の日、私はとても緊張していた。日本で受ける授業とはまた違う雰囲気が漂っていて、それも緊張につながった。授業では先生の言っていることがよく分からず、うまく答えることができなかった。 私は普段から消極的で、どちらかというと静かでおとなしい性格だ。いつもは割と静かだけど、ロシアでは不思議なことにそんなことも忘れてしまった。毎日話すことが楽しく、夢中になって無我夢中に喋りまくった。

授業風景

初めは全然つまらないだろうと思っていた三週間が嘘のように毎日楽しく、面白くて毎日笑い、毎日新鮮な気持ちでモスクワの町に魅力を感じ、日本では見られない景色や場所へ行くことができた。一日一日がとても充実し、あっという間に感じられた。不安や心配事は何一つなく、行く前とは全く違う思いで想像以上に楽しかった。今これを書いているときでさえ、またロシアに行きたいと思っている。 成長できたこともあったが、まだまだたくさんの課題も見つかり、これからもロシア語を頑張ろうという気持ちにつながった。

授業風景

特にロシア人の話すスピードに圧倒され、聞き取ることが難しかった。自分がもっと頑張らなければいけないのは、そのスピードのロシア語を少しでも多く理解することだと分かった。 研修を通して成長したことは、どんなことにも恥ずかしがらず、挑戦しようとすることの大切さである。成長したと思う部分はそのまま次に活かしていき、さらに向上していけるようにしたい。

また、自分がどんな人間であるかを知ってもらえたことで、ありのままでいること、個性を大事にすることなど、ロシアに行ってたくさんのことを吸収できた。まさにロシアが私を変えてくれたように思えた。