2018年短期留学レポート

3月6日から27日まで学生7名(+引率教員1名)でロシア短期語学研修に行ってきました。3年ぶりとなる研修は今回もモスクワの「労働・社会関係アカデミー」で行いました。今年のモスクワは春の訪れが遅く、帰国の日まで雪が残りました。 以下、参加学生の感想です。

感想1

日本人が抱くロシアの印象といえば暗い、汚い、危ない等、良いイメージはないだろう。 私も実際に行くまでそう思っていて、スリに会わないか、悪い人に絡まれないかと、不安に駆られながら過ごした。 しかし実際に行ってみると、自分がもともと考えていた程悪いものでもなかった。 ロシア人はみんな話しかけるまでは強面でとても話しかけづらいが、話してみると驚くほど優しく友好的だったし、街を歩いていても暗い雰囲気など感じるところがほとんどない。

観光

特にモスクワ中心は観光名所が固まっていて明るい雰囲気に満ち溢れている。 レンガの石畳が並ぶ赤の広場を歩き、聖ワシリー大聖堂、グム、ボリショイ劇場を見ていた時はさながら中世ヨーロッパに来た気分だった。 他にもトレチャコフスカヤ美術館、救世主キリスト大聖堂、アルバート通り、クレムリン等々、モスクワには見るべきものに溢れている。 これを書いている今、またモスクワに行きたくてたまらなくなる程だ。 どれだけモスクワが美しく楽しいものか語り尽すのは難しいが、一つ言えることは暗い、怖い等の理由で敬遠して行かない事は勿体無いと私は思う。

ロシア以外でも海外に行くことには危険が付き物だし、どこであろうと気を付けねばならないのだから、ロシアが嫌煙される理由にはならない。 そして、ロシアにはある程度の危険を冒してでも行く価値がある。 是非ロシア人の暖かさや冷たさ、歴史的建築物の美しさを自分自身で確かめてもらいたいと私はそう思う。 ちなみに汚さに関しては前情報通りなところが多かった気がする。

感想2

ロシア語学研修では様々なロシア人と交流をしました。買い物をするだけでもロシア人の店員と話すことになりますが、日本で勉強をした内容がそのまま使えたのでとても自信が付く経験となり、ロシア語に対するモチベーションが上がるきっかけとなりました。

ロシアに着いて最初の一週間はロシア人に話しかけるのに緊張をして単語や文法を度忘れすることが多々ありましたが、ロシア人の多くはゆっくり丁寧に答えてくれるので内気な自分でも帰るころには自然と自分から話しかけようという気になり、たくさんのロシアの方々と知り合うことができました。普段は不愛想で怖くも見えるロシア人達ですが、話してみると非常に優しく、仲良くなるほど親切にしてくれるので日本で受けていた印象とは全く違う彼らを知ることができました。

感想3

授業は朝10:00~12:45まで2コマに分かれて行われました。教科書とノートを大学から借りて勉強をします。先生はロシア人の先生で、もちろん全てロシア語です。先生の話しを聞いていると、分からない単語がどんどん出てきて苦戦しますが、知らない単語や分からないことがあると、分かりやすいように説明してくださるので安心です。それでも分からない時は近くの友達とお互いに確認し合いました。知っている友だちたちと一緒に授業を受けると、慣れない環境でのロシア語だけの授業でも、意外と落ちついて受けられます。

授業

宿題は、量はそれほど多くないですが毎回でます。内容もそこまで難しくなく、授業の復習が出てきます。同じ部屋の友達たちと協力し合って行うこともありました。 大学からお借りした教科書とその作業ノートを私はとても気に入ったため本屋で作業ノートだけを買いました。そのときはお金の心配があったのでノートのみを買いましたが、帰りの飛行機の中で「教科書も買っておけば良かったな」と少し後悔しています。そのぐらい分かりやすい物をお借りしました。

授業以外でも毎日ロシア語を聞くことができるし、友達とともに熱心な先生方からロシア語を教わることができ、短期ですが内容の濃い留学になったと思います。ロシア語に対するモチベーションがとても高まりました。 私は今までロシア語を勉強してきて、ロシア語を学ぶことが目標となっていましたが、今回短期留学をして沢山のロシア人と会話することでロシア語は人とコミュニケーションをとるための手段だということを改めて強く感じました。

感想4

語らい

ゼロからのスタートだったロシア語。初めのほうこそ「Да(はい)」と「Нет(いいえ)」ぐらいしか喋れなかった自分が必死にこの学校で2年間勉強し、ロシアへ行った。

果たしてこの2年間で自分はどれほどロシア語が使えるようになったのか、そして現地で実際に通用するのかどうかが知りたくて。 向こうにつき、初めは緊張や警戒心からかロシア人とは短いやり取りでの会話が多かった。無論、自分のロシア語力への不安もあってだが。 たとえいくら日本で勉強していても現地では当然、私の知らない沢山の単語や独特の言い回しがある。 そこはしょうがないと自分の中で割り切り、幾ばくかロシア慣れしてきたところで、適当なロシア人に話しかけることにした。 こちらがロシア語で尋ね向こうはロシア語で返してくる、至極当然の事だがそれでもちゃんと会話が成り立ち、相手の言わんとするところが理解できた自分が居たことにとても驚き感動した。

なにより自分のいままで学習してきたことが目には見えずとも、ニュースの話やくだらない雑談などを試せるという体験で確かに自分の物になってきているという確信が持てた。 その確信こそロシアへ行った自分へのお土産だろう。

感想5

私が今回の短期留学で一番楽しかったのは買い物でした。

街歩き

初めてロシアのスーパーで買い物をした時は店員さんが何と言っているのか聞き取ることさえも難しく、現地のロシア人の話すスピードに圧倒されました。しかし二回、三回と回を重ねるごとに「пакет」という単語がレジ袋を指しており、それが何枚必要か?と聞かれているんだと自分で理解することができたり、自分の買いたい物がどこにあるのかロシア語で尋ねたりできるようになりました。自分が言ったことを相手のロシア人が理解して、返ってきた答えを自分も理解できたのがとても嬉しかったです。買い物を通して現地のロシア人と話すことで日常会話を学ぶことができましたし、言葉が通じなくて悔しい思いをした分、もっと勉強を頑張ろうというモチベーションにも繋がりました。

感想6

語学研修の主目的はもちろん勉強であったが、バレエやオペラ、サーカスを鑑賞する機会にも恵まれた。 私は、これらにさほど関心がなく、ほとんど記念のために行ったが、どれも素晴らしくまた来たいと思わされた。

驚いたのが、大きな美しいホールにも普段着で、というより寝巻きみたいな格好で鑑賞に来ているロシア人もちらほらおり、これらの芸術や娯楽がロシアに深く根付いているのだと感心した。 これを読んでいる人はロシアに留学するか、少なくともロシアやロシア語に関心のある方だと思うが、ぜひ一度、ロシアに行かれた折には鑑賞しに足を運んでほしい。単純に芸術を鑑賞するという目的以上に、芸術を取り巻く環境というものが日本と違っており、何か得られるものがあると思う。

感想7

トレチャコフ美術館は、世界有数のロシアファインアートを集めた美術館であると知られている。ロシアの美術作家の絵だけを集めた美術館はそう多くなく、トレチャコフ美術館に行けると聞いてとても心待ちにしていた。トレチャコフスカヤ駅から歩いて数分でトレチャコフ美術館に到着。外装は木材が使用されており、暖かみがあり、扉の装飾も凝っている。メインの絵画鑑賞では、イコンや油彩画が多く、大抵の絵画は色使いが暗い印象を受けた。最近の作家には明るい色使いのものも多い。

私が目当てにしていたイワン・クラムスコイの「見知らぬ女」という絵は、残念ながら上海に貸し出されていた。しかし、その情報を美術館員に拙いロシア語で尋ね、良い返答をもらえたのは良い経験である。

クレムリンの武器庫博物館ではロシア王室や軍の歴史にまつわるたくさんの煌びやかな食器から武器、馬車やドレスが展示されている。鶴やライオンなど動物を模した食器・陶器を何度も見掛けた。 銃や甲冑などはとても大きく見応えがある。馬車や皇帝の一家のドレスや洋服はとても美しかった。モスクワに来たら、一度は足を運ぶと良いだろう。 今回利用しなかったが、両美術館・博物館共に英語/ロシア語などで展示物の解説が聞ける機器があった。