2015年モスクワ語学研修レポート

3月3日から3月23日まで、学生6名(+引率教員1名)でモスクワ市南西部にある『労働・社会関係アカデミー』という大学に行きました。学生たちは毎日の授業の他、街の散策、観劇、エクスカーション等、忙しくモスクワでの日々を過ごし、日本ではできない貴重な体験をしました。以下、学生たちの感想です。

寮での生活

寮生活

3週間の研修中、私達は労働・社会関係アカデミーの学生寮で生活しました。寮は、教室や図書館や食堂などがある本館と渡り廊下で結ばれ、そこには夜9時まで営業していて本格的な食事も取れるカフェもあります。居室は、洗面所・トイレ・冷蔵庫を共有する一つのユニットに、2人及び3人用の2室があり、各室には、人数分のベッドと椅子、小さな棚の他、テーブル、テレビ、クローゼットが備えられていました。暖房も非常によく効いていて、部屋着としては半袖Tシャツも持ってくればよかったと私達は言い合ったものです。
 食事は、学生食堂(昼食)やカフェで済ませることもできるし、寮の各階に一ヶ所ずつある共用の台所で自炊することも、近くのスーパーですぐに食べられるものを買って済ませることもありました。下着や靴下など毎日替えたい衣類は、手洗いをして暖房用放熱器の上に干しておくと半日もあれば乾きます。  寮での生活はとても快適で、不便さや不自由さはまったくありませんでした。

授業について

授業

授業では先生方の話されるスピードが印象的だった。聞き取れる語彙も多くあるのだが、何しろ早いので、西暦などの数詞といったものの聞き取りはかなり集中力を要した。宿題は作文が多く、ロシア語で書くことのよい機会となった。

授業が昼過ぎに終わって教室を出ても勿論そこはロシア語である。寮に戻ってテレビをつければロシア語が流れ、街に出ればロシアの人々がたった今使っている生のロシア語に触れられた。地下鉄に乗っていても広告を眺めたりして、とにかく終始ロシア語に触れ続けられた。また、必要に駆られると物覚えがよくなるもので、例えばスーパーの商品の名前など、最初のうちは当てずっぽうでクジ引きのようなつもりで買うところがあったが、外出先で覚えたりメモしたりして寮に帰ってから辞書を引いているうちに、思い通りの買い物ができるようになっていった。これは日本では味わえない達成感だった。

ロシアでの体験

クイズ大会

ロシアで3週間生活をしていて日本では味わえない貴重な経験を沢山しました。滞在中は寮でゆっくり休んでいる時間よりも自由な時間があれば常に外へ出向いてスーパーへ行ったり観光地にいったりと勉強のためにも積極的に行動をしていました。買い物する時も値段交渉したり、日本から来たなんて言ってみたり、時にはアニメの話を店員としたり。
自分が学んできたロシア語の知識を使って会話を作って話が上手に出来た時の一味違った喜びは、ロシアでしか味わえないものだと思います。ロシア語を通じて現地の人と接して人々の生活や自分の知っていたロシアとはまた違う事を知ることが出来たのが、ロシアへの興味を更に駆り立てると共に行って良かったと思える経験でした。

ロシア人について

お客に行って

ロシア人のイメージを挙げろと言われてどのようなイメージが出てくるだろうか。酒好きでしょっちゅうウォッカを飲んでいたり、あまり笑わない真面目な人柄だったり、あるいは熊に跨っていたりなどが個人的な偏見として思い浮かぶ。実際にモスクワへ行きロシア人を見てみると私の偏見のごくごく一部は当たっていた(無論大統領と言えど熊には跨らない)が、それ以上にこれまで想像もしえなかったロシア人の気質、お国柄というものが理解できた。

まず驚いたのが彼らはかなりのもてなし好きという事である、それも並ではない。具体例としてあるロシア人の家に客として我々一行が招待された時、我々を出迎えたのは笑顔の一家と文字通り食べきれない程の料理の数々だった。もしやこちらの人数を勘違いして作りすぎたのかと思いきや、なんとこれが普通らしい。これを「さあ遠慮なく」と笑顔で勧められるもので、お開きの頃には水一杯も飲めない程になる。

勿論そのような場だけでなく日常においてもロシア人は親切だ。スーパー等の勤め人の愛想が少々悪い事もあるが何ということはない。基本的に困っていれば進んで助けてくれるような人がほとんどだ。 私自身、外国に行きその国の人と実際に接するという経験は今回が初めてだったので出会った人たちの印象はかなり鮮明に残っている。願わくはもう一度ロシアに赴き、友人の一人や二人を作りたい所であるが、その為には私のロシア語をもっと上等なものにしなければならないだろう。南無三。

観劇

クレムリン観光

今回の短期留学では、モスクワでバレエとサーカス(ЦИРК)を観に行きました。

バレエはクレムリンの中にある劇場で"千夜一夜の物語"を鑑賞しました。そこで一番驚いたのが、日本とは違い、子供たちが多くバレエを鑑賞していたということです。(それも騒いだりせず、静かに鑑賞していた) ロシア人にとってバレエというものは日本より身近なものなのだという印象を受けました。

そして個人的に一番思い出に残っているのは、ロシアのサーカスです。 サーカスでは子供から大人まで楽しめるような様々な工夫がされていて、この年ながら見入ってしまいました。 サーカスには大学の先生もお誘いして一緒に行きました。そこで私達に非常にわかりやすいロシア語で説明してくれたりと、より一層に楽しくサーカスを観ることができました。