2月26日から1ヶ月間、学生5名(+引率教員1名)でモスクワにある労働・社会関係アカデミーという大学に語学研修に行ってきました。今年のモスクワは春の訪れが早く、3月の中旬から下旬にかけてプラス10度を越えるとても暖かな日が続きました。学生たちは毎日の授業、観劇、エクスカーションと忙しくモスクワでの日々を過ごしました。しかしその分、日本ではできない貴重な体験をしてきました。以下、学生たちの感想です。
サンクトぺテルブルグについて
ペテルブルグの街はロマノフ朝の栄華を今に伝えるかのように、ヨーロッパを感じさせる美しい街並でした。街行く人からも彼らのこの街に対する「誇り」を感じました。雪はもうほとんどなく、ネヴァ河や運河の氷も春の風に流されそうでしたが、2日目以降は雨が降ったりと結構寒かったのを覚えています。
寮での生活について
私たちは15階建ての寮の4階に住むことになった。1ブロック内に2人用の部屋が2つあり、2人ずつ入居した。各ブロックにはバス、トイレ、洗面所があり、各部屋には必要最低限の電化製品、家具が備え付けられていた。
以前の住人より、部屋でネット接続も可能だと聞いた。実際他の部屋では使用している人もいた。有料だが洗濯機、乾燥機もある。 台所は各階にあり、自炊可能だ。しかし私たちが入居してすぐに内装工事が始まり、しばらく使用できなくなったので、他の階を使用した。生活していく上でとても快適だった。
今回の短期留学で寮生活の思い出が一番楽しく、印象に残っている。
向かいの部屋のロック好きのロシア人学生や、アメリカ、カナダからの留学生たち、内装工事をしに来ていた方々と友達になり、毎日が楽しかった。私とルームメイトは彼らと
モスクワについて
初めてのモスクワの印象は全てが新しくて興味深くて、看板のキリル文字すら目を楽しませてくれる程でした。お店で物を買うのも、通りで道をきくのも、人々の態度も日本の常識では考えられませんでしたが、1週間もそんな場所で生活していると慣れるものですね。
観劇について
今回の短期留学では、バレエ、ソプラノ歌手のソロコンサート、オペラといろいろな劇場へ行く機会に恵まれ、クラシック好きの私としては大変満足のいくものでした。 サンクト・ペテルブルグではかなりスケジュールが混み合っているところを無理言って、長年の私の憧れであった場所、マリインスキー劇場へ連れて行ってもらいました。私はこの短期留学を通じ、観劇以外の面でも多くの良い経験と刺激を受け、日本に帰ってからのロシア語の勉強意欲増進にもつながり、さらに一度は諦めかけていた卒業後の留学もまた考えるようになりました。1ヶ月という短い期間でしたが、とても楽しく充実した留学経験ができた事に大変感謝しています。