2006年 短期留学レポート

2月27日から3月28日まで、東京ロシア語学院の学生7名(+引率教員1名)はモスクワの労働・社会関係アカデミーへ短期語学研修に行きました。モスクワ南西部に位置する同アカデミーには隣接して学生寮があり、モスクワ滞在中、学生たちはその寮で生活しました。

寮では4階の部屋が割り当てられ、そこで1ヶ月間生活しました。各部屋にはバス、洗面台、トイレがあり、冷蔵庫、湯沸かし器、テレビ、卓上ランプ、ベッド、洋服ダンス、机、椅子も備え付いていて、普通に暮らしていくには何の問題もありません。部屋の掃除、ごみ出しは、各階のヂジュールナヤがやってくれます。

寮では基本的に自炊することになりますが、食事は各階にある台所で作ることができます。台所には電気式のレンジが2台あり、それぞれに4つのコンロヒーターが付いているので、調理をするために順番待ちをすることもありません。
寮の近くには24時間営業のスーパーがあり、食料品・日用品等、日常の買い物はそこで済ますことができます。また学校の中には食堂があり、昼はそこで食べることもできます。

学生たちは毎日授業に通いますが、寮と校舎は廊下でつながっていて、部屋から教室まで5分もかかりません。外に出ないで寮から直接教室に行けるので、通学にはとても便利です。授業は月曜から金曜の週5日、朝9時から昼1時15分まで。途中で30分の休憩があります。昼過ぎに授業は終わるので、午後は街を散策したり、劇場に行ったりと有意義に時間を使うことができました。

学生の感想1 授業内容のすべてが新しく勉強することではなかったが、しかしそれ故にすでに学習したことについて、日本で勉強した時にあまり注目することのなかった問題がよりはっきりとした。特にイントネーション、語順について修正されることが多かった。
日本語を介さずにロシア語によって意味を推測し、理解しようとする作業はとても楽しく、またロシア語の言葉の感覚を知るという点でも今回の体験は非常に貴重なものだった。

留学中、色々な見学、ツアーがありました。モスクワ市内見学、クレムリン見学、トレチャコフ美術館見学、セルギエフ・パサード観光、サンクト・ペテルブルグ観光。またサーカス、バレエ、オペラなど観劇も多くありました。観光の目玉でもあったサンクト・ペテルブルグには4日間滞在し、エルミタージュ美術館、ペトロパブロフスク要塞、ロシア美術館、ネフスキー修道院、カザン寺院、イサク寺院等を見学しました。またペテルブルグ近郊のツァールスコエ・セロにも行き、エカテリーナ宮殿を見学しました。宮殿の豪華さ、きらびやかさに皆息を呑み、見とれました。

学生の感想2 今年のロシアの冬は、特別厳しかった。零下20度、50度のニュースを聞く度に、行くのを心配された。私達が着いた時には、零下5度くらいだったので、さほど寒く感じなかった。
 人通りの多い所では、除雪風景をよくみかけた。屋根から雪やつららが落ちて危ない所は、ロープがはってあった。雪解けが始まると、アイスバーンになってすべりやすい。
 春を呼ぶ祭りに、人々が歓喜するのがわかる。

学生の感想3 私はロシアに来た時、ロシアの広大さ、美しさに感動しました。飛行機の中から見える町の様子で自分の気持が高まり、迎えに来たバスに乗って外をながめていると、ロシアに本当に来たという実感がわいてきて、すばらしい期待感とうれしさを感じました。ロシアの風景を見ていると自分の感情が切なくもなり、暖かくもなる感動がありました。
驚いたこと、感動したことは、ロシアは1つ1つの美術館や広場が大きく、美しく、自分自身がその場にいることがうれしくなるすばらしさがありました。例えば、モスクワの赤の広場からの景色は透きとおるような美しさがあり、サンクトぺテルブルグのエルミタージュ美術館の中と外の広場の広大さはすばらしかったです。
モスクワのクレムリンでバレエを見ましたが、さすがは芸術大国ロシアだけあって、とてもすばらしい美しさ、芸術性がありました。この感動をみているロシアの人達がまた美を追求し、芸術性を求め、すばらしい文化が生まれ、ロシアは芸術大国になっていると思い、うれしい気分になりました。
 本当にロシアは期待以上に美しく、すばらしい国でますます好きになりました。

学生の感想4 冬だったから少し暗い感じがした。でも日本と比べてヨーロッパっぽいところが、とても気に入った。モスクワの街はウラジオストックの街に比べて店がとても多い。街の中心部にあるГУМは、とてもきれいなのでビックリした。モスクワの夜の顔はやっぱり外灯だと思う。オレンジというか、赤というか、あの色がとても気に入った。それにネオンがたくさんあることにとても驚いた。東京と違ってモスクワの街のネオンは、雪の中にとても映えていた。とてもきれいだった。今度来たときには夏のモスクワを見てみたい。

学生の感想5 サンクト・ぺテルブルグは、古き良き時代を感じさせながらも美しい街でした。ガイドさんが日本語で案内してくれたので説明も全て分かり、興味がわきました。私が一番驚いたことは、ネヴァ川が凍り、その上を歩けたことです。夏の姿とは違い、ちょっと淋しいなって思っていたけど、冬のぺテルブルグもまた違う美しさがあり華やかでした。夜、外灯の下で降る雪がとてもきれいでした。たった4日間しかいれなくて残念だったけど、楽しかったです。

あっという間の1ヶ月でしたが、皆それぞれロシア、ロシア人を肌で感じられる中身の濃い、貴重な1ヶ月になったことと思います。

ロシア・旧ソ連情報へ戻る